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 米Microsoftが,ワークフローのアプリケーション化を支援する技術基盤「Windows Workflow Foundation」を米国時間9月14日に発表した。ワークフロー・エンジン,プログラミング・モデル,各種ツールで構成する。「Beta 1」版のダウンロード提供を同日開始した。正式版は2006年後半に利用可能とする予定。詳細はMicrosoft社の開発者向け有償サービス「Microsoft Software Developer Network(MSDN)」のWebサイトに掲載している。

 Windows Workflow Foundationは,Windows OSの次期版「Windows Vista」向けアプリケーション・プログラミング・モデル「WinFX」上で稼働する。ワークフロー対応アプリケーションの構築は,開発ツール「Visual Studio」で行う。

 同社は開発者向け会議Professional Developers Conference2005(PDC05)でポータル・ソフトウエア「Microsoft SharePoint」の機能強化を紹介する際に,Windows Workflow Foundationを使って直接Office Systemアプリケーション内に構築したワークフロー機能について触れた。この機能により,文書,記録,Webコンテンツの管理を統合し,総合的な企業向けコンテンツ管理(ECM)を実現できるという。

 Microsoft社サーバー&ツール担当上級副社長のEric Rudder氏は,「現在のワークフロー・ソリューションは場当たり的かつ複雑で,用途も狭い」と述べる。「その理由は,開発者がそれぞれ独自のワークフロー・エンジンを導入しなければならないからだ。Windows Workflow Foundationを利用すれば,ワークフローをWindowsプラットフォームに一体化した機能として仕立て,ワークフロー対応アプリケーションの可用性と手軽さを大幅に高められる」(同氏)

 同社は,オフィス・スイートの次期版「Office 12」(開発コード名),電子商取引向けサーバー・ソフトウエア「BizTalk Server」,業務用アプリケーション製品系列「Microsoft Dynamics」のワークフロー対応にWindows Workflow Foundationを活用する計画も明らかにした。さらに他社製アプリケーションもワークフロー対応化してECM機能を付加できるようにするため,独立系ソフトウエア・ベンダー(ISV)に情報やツールを提供する。

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