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 米Avayaは,PtoP型の通信ソフトウエアを手がけるカナダのNimcat Networksを買収したことを米国時間9月19日に発表した。買収金額は,カナダ・ドルでおよそ4600万ドル。取り引きは現金で行なわれた。

 Nimcat社は,オタワを拠点とする未公開会社。企業向けIP電話に組み込むIP通信ソフトウエア「nimX」を開発している。電話機に同ソフトを組み込むことにより,アプリケーション・サーバーといったハードウエアを追加する必要が無くなるため,実装が簡略化されるとともに,導入コストも大きく削減できるという。

 Avaya社は,この買収により,320万ドルの研究開発コストも含め,同社の第4四半期における1株あたりの利益が1セント減になると予測している。現在,Avaya社のIPテレフォニに同社の技術を組み込むための研究開発が進められており,12ヶ月以内に同技術を搭載する最初の製品がリリースされる予定となっている。

 nimXは,SIPをベースとしており,ボイス・メール,電話会議,自動転送といったもっとも頻繁に使われる機能を提供する。IP電話をオフィスのパソコンで使っているデータ・ネットワークに接続するだけでインストールできる。電話機は,自動的に互いを検出して接続し,機能の初期設定も自動的に行なう。ユーザーを追加する場合には,ネットワークに電話機を接続するだけで良い。

 また,それぞれの電話機がソフトウエアと他の電話機のバックアップ・データを備えているため,1台の電話機が故障しても問題なく対応することが可能だという。

 買収後,Nimcat社は,Avaya社のGlobal Communications Solutionsグループの1部として統合される。同社は,Nimcat社のソフトウエアを引き続き他の機器製造業者に提供するとともに,既存の顧客へのサポートも提供する。

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