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 米Sun Microsystemsは米国時間9月27日,同社のオフィス・スイートの最新版「StarOffice 8」を発表した。同ソフトウエアはWindows,Linux,SolarisなどのOSで動作。標準化団体OASISが承認したXMLベースのファイル形式「Open Document Format for Office Applications(OpenDocument)」に準拠する「初めての商用オフィス・スイート」(同社)で,他社製ソフトウエアとのファイル共有を容易にしたという。

 StarOffice 8は,ワープロ・ソフト「Writer」,プレゼンテーション・ソフト「Impress」,表計算ソフト「Calc」,データベース・ソフト「Base」,グラフィック・ソフト「Draw」の,5種類のソフトウエアで構成する。

 最新版では米Microsoftの「Office」との相互運用性を強化し,「Word」「Excel」「PowerPoint」ファイルの取り込みおよび書き出し機能を向上した。「パスワードで保護されたWordやExcelファイル,また複雑なアニメーション,Autoshapes,スライドなどを使ったファイルもスムーズに取り込める」(同社)

 また,Officeユーザーの使い勝手を考慮して,ルック&フィールを向上した。Writerでは,セクション間における書式のコピーを簡易化する「Format Paintbrush」を用意するほか,Impressではプレゼンテーション作成を支援するマルチ・ペイン・インターフェイスを提供する。

 Sun社Software Group担当執行副社長のJohn Loiacono氏は,「StarOffice 8では,Officeファイルとの互換性向上に加え,ユーザーが作成したデータが1つの製品に縛られることがないように,新たなデフォルトとして『OpenDocument』ファイル形式を用意した」と説明する。

 またSun社は同日,StarOffice 8の販売に関して,インドのEncore SoftwareとフランスのAvanquest Softwareと提携したことを発表した。Encore社は米国およびカナダで,またAvanquest社は欧州で同ソフトの販売を手がける。なお,日本での販売に関しては,これまで通りソースネクストが担当する。

 パッケージ版は99.95ドルで10月1日より提供を開始する。ダウンロード版は69.95ドルで,同社Webサイトより直ちに入手可能。企業ユーザーの場合,1ユーザー当たり35ドルから。アップグレードの場合は1ユーザー当たり25ドルからとなる。また,教育関係機関には無償で提供する。

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