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 米Lexar Mediaが,ソニーとのあいだで結んでいる特許クロスライセンス契約を拡大すると米国時間9月30日に発表した。これにより,既存契約で対象となっていなかった特許も,相互に利用可能となる。

 両社は2000年初頭にクロスライセンス契約を結んだ。これをもとにソニーは,Lexar社の特許を使ってメモリーカード製品系列「Memory Stick(メモリースティック)」の製造,販売を行ってきた。

 Lexar社上級副社長兼顧問弁護士のEric Whitaker氏は「当社はNAND型フラッシュメモリーの立ち上げに参加し,1994年からの蓄積がある」と述べる。「そのため,フラッシュ・メモリー・システムの設計などに関する初期の特許を持っている。ソニーとのクロスライセンス契約は両社に大きなメリットをもたらし,設計に自由度を与え,当社がメモリースティックの躍進にかかわることができた。戦略的関係を拡充することはお互いの利益になり,消費者の要求にも応えやすくなる」(同氏)

 またソニーと米SanDiskは9月29日,メモリースティック系列メモリーカードの新規格「Memory Stick Micro(メモリースティックマイクロ)」を発表した。大きさは15×12.5×1.2mm(225立法mm)で,従来の「Memory Stick PRO Duo(メモリースティックPROデュオ)」に比べ約4分の1という(ソニーとSanDisk社の発表資料)。

 両社はハードウエア・ベンダー向けのライセンス供与を10月3日に開始する。対応製品は2006年前半より利用可能になると見込む。

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