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 米Texas Instruments(TI)と英ARMは米国時間10月4日に,モバイル・デバイス向けプロセサ技術のライセンス契約について明らかにした。TI社は,ARM社から「Cortex-A8」プロセサのライセンス供与を受け,超低電力の第3世代(3G)モデムや,高性能OMAPアプリケーション・プロセサなどに使用する。65nm製造技術を用い,TI社の電力および性能管理技術「SmartReflex」とセキュリティ技術「M-Shield」を採用する。

 Cortex-A8は,「ARMv7」アーキテクチャをベースにする。「Thumb-2」命令セットと「NEON」メディア処理強化技術を備え,Javaアクセラレータ「Jazelle-RCT 」を組み込む。トランザクションと著作権管理のセキュリティを確保するための「TrustZone」も提供する。モバイル・エンターテインメントおよびゲームや通信といった分野の技術ニーズに応えるよう設計されており,これらのアプリケーションを利用する際の携帯電話の性能を「4倍向上する」(ARM社)。

 なお,Cortex-A8のライセンシはTI社が初めてという。Cortex-A8のライセンス提供はすでに開始している。

 「無線と民生電子機器の融合が急速に進んでおり,より優れた処理能力をはじめ,効率的な電力消費やシステムの安全性が求められている」(ARM社CEOのWarren East氏)

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