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 フィッシング対策の業界団体Anti-Phishing Working Group(APWG)が,2005年8月におけるフィッシング攻撃の調査結果を米国時間10月13日に発表した。それによると,APWGに報告のあったフィッシング攻撃は1万3776件で,前月の1万4135件からやや減ったという。ただしフィッシング・サイト数は5259カ所となり,増加が止まらず過去最悪となった。

 フィッシングに悪用された企業名の数は84で,前月の71より増えた。これまでの最高は2005年5月の107だった。悪用される企業の幅が広がっており,北米および西欧全域の極めて規模の小さな金融機関も対象になっているという。

 悪用された企業を業種別にみると金融サービス業が引き続き最も多く,全攻撃の85%弱を占めた。以下大きく離れて,インターネット・サービス・プロバイダ(8.3%)と小売業(2.4%)が続く。

 フィッシング・サイトのホスティング国は,米国が27.9%でワースト1。そのほかワースト10には,中国(12.15%),韓国(9.6%),フランス(4.07%),日本(3.65%),ドイツ(3.23%),オーストラリア(3.05%),ロシア(2.4%),カナダ(2.21%),スウェーデン(2.04%)が入った。

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[発表資料(PDF形式)]