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 米IDCが,世界MP3音楽プレーヤ市場に関する調査結果を米国時間10月13日に発表した。それによると,携帯型プレーヤの市場はフラッシュ・メモリー内蔵タイプが市場をけん引し,2004年時点で2640万台だった出荷台数は,2009年に1億2400万台弱まで増えるという。

 フラッシュ・メモリー内蔵タイプが増加する要因として,IDCは(1)フラッシュ・メモリー価格の下落,(2)競争力を持つ販売価格のさまざまな品ぞろえ,(3)有料オンライン配信サービスの普及,(4)MP3プレーヤの認知度向上および需要拡大という4点を挙げる。

 同社は「2009年に近付くにつれ,音楽再生可能な携帯電話機が携帯型MP3プレーヤ市場を脅かす」とみる。ただし状況は地域によって大きく異なるという。DVDプレーヤ型/携帯電話機/ゲーム機などのMP3プレーヤも普及を続け,2009年には出荷台数7億台以上,売上高1140億ドル以上の規模に拡大すると予測する。

 そのほかの主な調査結果は以下の通り。

・携帯型フラッシュ・メモリー内蔵タイプの最大容量は,2004年の1Gバイトが2006年には8Gバイトとなり,2007年終わりごろ16Gバイトにまで増加する

・ビデオ再生が可能な機種が,フラッシュ・メモリーおよびハード・ディスク装置(HDD)内蔵タイプの携帯型メディア・プレーヤに対する需要を高める

・携帯型HDD内蔵タイプのメディア・プレーヤ市場は全世界で成長し,2009年まで年平均21.5%拡大する。平均販売価格は2009年まで200ドルを切ることがなく,大容量タイプの携帯型フラッシュ・メモリー内蔵タイプに市場シェアを脅かされるようになる

・すべてのMP3プレーヤを合わせると,2009年の出荷台数は9億4550万台,売上高は1454億ドルに達する

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