インドのTata Consultancy Services(TCS)は,英国の生命保険/年金業界に参入する意向を英国時間10月18日に明らかにした。同社が英国のPearl Groupと話し合いを進めている戦略的構想では,Pearl Groupが既存の事業プロセスを英国で設立される新企業に委託し,その新企業をTCSの子会社にするというもの。

 TCS社の新しい子会社は,Pearl Groupが拠点を置く英Peterboroughに設置される。同グループのクローズド・ブック型のオートフォリオを始めとし,生命保険と年金事業のBPOを専門に扱う。同社は,同業界の他の企業に対してもサービスの提供を予定している。TCS社は,Pearl Groupとの契約を通じて12カ月間で4億8000万ポンド(8億4200万ドル)の売上高を見込む。

 新会社では,Pearl Groupの現従業員1100人中の950人が採用され,残りの150人はPearl側に残る。そのため,事業プロセスのアウトソースによってPearl Groupの従業員が職を失うことは無い。また,同社は,Peterboroughに「BPO Centre of Excellence」を開設する意向も明らかにしている。

 TCS社は,1975年から英国とアイルランドで営業しており,同地域の8カ所にオフィスを構えている。英国の大手保険会社の5社にサービスを提供しており,Pearl Groupとも14年間の関係が続いている。

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