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 Linuxを狙うワーム「Lupper」(別名「Plupii」)について,米McAfeeと米Symantecがそれぞれ米国時間11月6日にセキュリティ情報を公開した。Webサーバーのセキュリティ・ホールを悪用して感染を広げる。McAfee社による危険度の評価は「低」。

 同ワームは,脆弱なPHP/CGIスクリプトをホスティングするWebサーバーに侵入する。悪質なhttpリクエストを送りつけ,手当たり次第にWebサーバーに攻撃を仕掛ける。特定のURLで脆弱なスクリプトを実行するWebサーバーを見つけると,自身の複製をインストールして実行する。

 感染したサーバーが形成するネットワークは,分散型サービス拒否(DDoS)攻撃に利用される。ワームはWebサーバー上に保存してある電子メール・アドレスなどを収集するほか,外部から送られてくるコマンドを受け取るためにUDPポート7222あるいは7111を開こうとする。

 Symantec社によると,同ワームは以下の3つの脆弱性を悪用する。

・PHPアプリケーション向け「XML-RPC」におけるリモート・コード・インジェクションの脆弱性
・アクセス・ログ解析プログラム「AWstats」におけるパラメータ入力チェックの脆弱性
・「Darryl Burgdorf Webhints」のリモート・コマンド実行の脆弱性

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[McAfee社のセキュリティ情報]
[Symantec社のセキュリティ情報]