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 モバイル通信およびLinux関連企業が携帯電話向けLinux推進団体「Linux Phone Standards(LiPS)Forum」を立ち上げた。同フォーラムがフランスで現地時間11月14日に明らかにしたもの。アプリケーションの開発,実装,相互操作性に直接影響のあるAPIやサービスを標準化し,固定電話や携帯電話および統合デバイスでのLinux導入の促進を図る。

 同フォーラムの設立メンバーは英ARM,米Cellon,スイスのEsmertec,フランスのFrance Telecom/Orange,米FSM Labs,中国のHuawei,フランスのJaluna,韓国のMIZI Research,米MontaVista Software,フランスのOpen-Plug,米PalmSource。

 LiPS Forum議長のHaila Wang氏は,「LinuxはプロプライエタリなOSに取って代わる存在としてますます躍進している。Linux搭載システムのサービスとAPIを標準化することで,機能豊富なLinux電話の作成を簡素化できる。通信事業者の要求を満たし,消費者を引きつけるLinux電話の開発を支援する」と述べた。

 LiPS Forumが取り組む主な内容は以下の通り。

・デバイス上で動作するアプリケーションとユーザー・レベル・サービスの開発および実装のためのLinux搭載システム向けAPI

・LiPS Forumが定めたAPIを簡単に開発に利用できるようにするソフトウエア開発キット向け拡張規格

・LiPS Forumの標準に対応したインプリメンテーションを認定するテスト手法

 米メディアの報道(InfoWorld)によると,低価格帯向けの初回仕様を2006年後半に公開する予定。LiPS準拠のデバイスは,2007年の発売を見込む。

 なおLiPS Forumは,携帯電話関連の業界団体Open Mobile Terminal Platform(OMTP)とも連携し,OMTPに準拠したLinux携帯電話の市場投入を促進する。

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