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 Linuxの普及促進を目指す非営利団体Open Source Development Lab(OSDL)は11月15日,オープンソース開発コミュニティが提供を受けた特許情報のライブラリOnline Patent Commons Reference Library」を公開した。同ライブラリは,オープンソース特許情報の共有化を目指したOSDLの取り組み「Patent Commons Project」の一環となる。

 ライブラリには,500以上の特許と12以上の技術標準などをデータベース化しており,開発者,ユーザー,ベンダーなど,誰もが無償で利用できる。特許保持者である企業や個人がオープンソース・コミュニティに提供した特許について,保証内容や誓約を詳述している。OSDLによると,今後,オープンソース・ライセンスや免責プログラム,特許共有化に関する情報など,その他の法的問題についても情報を提供する予定という。

 OSDLのCEO,Stuart Cohen氏は,「Patent Commons Projectは,ユーザー,ベンダー,開発者がオープンソース化されたソフトウエアや技術について詳しい情報を入手し,特許に関する訴訟に巻き込まれないように支援するのが狙い」と説明する。「ソフトウエア特許に関した保証や法的問題を誰もが閲覧できるようなかたちで記録し,開発者が特許侵害訴訟から身を守りながら,革新やコラボレーションを行えるようにする」(同氏)

 ちなみにPatent Commons Projectは,米Computer Associates,米Novell,米Red Hat,米Sun Microsystemsなど,業界大手の賛同を得ているという。

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