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 米Gartnerは,ワールドワイドにおける2005年第3四半期の携帯電話機市場に関する調査結果を英国時間11月22日に発表した。それによると,同期の販売台数は2億540万台で,前年同期と比べ22%増加。同社が2001年に調査を開始して以来,過去最高の販売台数を記録した。

 同社は,同期の結果を受け,第4四半期も堅調な伸びが予想されることから2005年通期の販売台数の予想を8億1000万台に引き上げた。

 同期におけるメーカー別のシェアでは,フィンランドのNokiaが32.6%で1位,2位の米Motorolaが18.7%,3位は韓国Samsungで前年同期の13.7%から12.5%に若干シェアを落とした。

 Nokia社では,同期にGSM市場向けに5機種,CDMA市場向けに5機種を発表している。Motorola社は,トップ5ベンダーの中でもっともシェアの拡大が大きく,3位のSamsung社との格差を広げた。同期は携帯モデル「RAZR」が好調で9月末までに1200万台が販売された。Samsung社は3位のポジションを維持したが,在庫の増加や新興市場への対応でMotorola社とNokia社に後れを取った。

 同社アナリストのCarolina Milanesi氏は,「西欧や北米といった成熟市場における買い替えや,新興市場における新規加入者による携帯電話機の購入で,前年比の売上高はすべての地域で成長している」と説明している。

■2005年第3四半期の世界におけるエンドユーザー向け携帯電話機の販売台数
(単位:1000台)
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ベンダー名  2005年Q3        2004年Q3
       販売台数  市場シェア  販売台数 市場シェア
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Nokia     66,953.7   32.6  52,217.2  31.0
Motorola    38,500.2   18.7  22,643.0  13.5
Samsung    25,674.4   12.5  23,011.2  13.7
Sony Ericsson  13,750.1   6.7  10,703.2  6.4
LG       13,389.5   6.5  11,231.8  6.7
Siemens     9,517.7   4.6  12,758.2  7.6
その他      37,584.6  18.4  35,726.7  21.1
合計      205,370.2  100.0  168,291.3 100.0
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注記:数字には,iDEN対応電話機の販売台数を含むが,ODM,OEM製品は含まない。

出典:Gartner Dataquest社(2005年11月)

 地域別にみると,西欧では買い替えを中心として販売台数が4000万台近くに達している。ドイツとイタリアの通信事業者は,同期だけで100万人以上の新規加入者を獲得している。東欧/中東/アフリカ地域の販売台数は,西欧地域の3970万台にほぼ匹敵し,前年同期から40%増加している。同地域は,ロシア,ウクライナ,ポーランド,南アフリカ,ナイジェリア,トルコ市場が成長をけん引している。

 北米市場の販売台数は3630万台で第3四半期の過去最高を記録した。中南米市場は2610万台で前年同期から46%増加した。同地域の販売台数,売上高の3分の1はブラジル市場が占めている。

 日本を除くアジア太平洋地域の販売台数は5220万台。前年同期から27%増えている。日本での販売台数は1130万台で前年同期から0.6%の微増。WCDMA携帯電話機の販売が初めてPDC携帯(Personal Digital Cellular)の販売を初めて上回り,国内販売全体に占めるPDCの割り合いが42.8%となった。

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