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 XML関連の標準化団体Organization for the Advancement of Structured Information Standards(OASIS)のメンバーは,緊急時の警報情報を交換するための仕様「Common Alerting Protocol(CAP)version 1.1」をOASIS標準(OASIS Standard)として承認した。OASISが米国時間11月30日に明らかにした。

 この仕様は,OASISの技術委員会「Emergency Management Technical Committee」が開発したもの。同技術委員会の委員長であるElysa Jones氏は,「CAPにより,共通の警告メッセージを多数の異なるシステムを介して同時に送ることが可能になる。このため,通知作業が簡素化される一方で,警告の効果を高めることができる」と説明している。

 2004年にバージョン1.0が承認されて以来,同仕様は幅広い政府機関や緊急管理コミュニティに属する企業によって導入されている。新版は,実装された現場から得た多くの教訓を組み込んでいるという。

 その一例として,CAP v1.1では,緯度/経度を使った場所の特定や3次元による座標表示の柔軟性を強化している。ほかにも,多言語や障害を持つ人などに向けたメッセージ機能,メッセージのアップデートとキャンセル機能の強化,効果的な警告メッセージを構成するテンプレート・サポート,暗号化/署名との互換性などを加えている。

 OASIS会長兼CEOのPatrick Gannon氏は,「OASISが認定したCAP仕様は,さまざまな方法で導入されている。このうちのいくつかは,同仕様を開発する初期段階で想定しなかったものも含まれている。地域の公衆安全に恩恵をもたらすだけでなく,津波警報などの世界や地域における取り組みにも役立っている」とコメントしている。

【IT Pro編集から】 12月1日に,タイトル中の誤りを修正(「CAP 1.0」を「CAP 1.1」へ)しました。

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