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 米QUALCOMMは,同社の2006会計年度第1四半期(2005年10月~12月期)における業績予測の上方修正を米国時間12月8日に発表した。それによると,同社のStrategic Initiatives部門を除いた同期の売上高は,従来予測だった16億7000万~17億7000万ドルの範囲の上限に一致し,希薄化後の1株あたり利益は0.38~0.39ドルの範囲になる見通し。同社はこれまで,0.36~0.38ドルの範囲を見込んでいた。

 同社は,今回の予測が同期におけるMobile Station Modem(MSM)チップの出荷個数に基づくものだと説明。MSMチップの出荷個数は,前年同期の3900万個,前期の4000万個に対し,同期は4700万個に増加している。これまでの事前予測では,MSMチップの出荷個数を4600万~4800万個の範囲と見込んでいた。

 ライセンシの報告(7月~9月期に販売されたCDMA製品のロイヤルティを当期に計上)によると,CDMA/WCDMAの新規販売台数は約5200万台(従来予測は5100万~5300万台の範囲),平均販売価格は約213ドル(同約206ドル)となる見通し。

 同社CEOのPaul E. Jacobs氏は「同期の業績予測の修正は,携帯電話機の平均販売価格が予測を上回ったことを反映させたもの。地域別に見ると,北米,日本,韓国において1xEV-DO対応製品の需要が高い。欧州におけるWCDMA製品の需要も高まっている。欧州では,ホリデー・シーズン向けに特に第3世代(3G)製品に力を入れている通信事業者もいるようだ」とコメントしている。

 また,同氏によれば,同期の営業経費はわずかに縮小され,投資収益は予想をやや上回る見通しだという。

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