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 米Sun Microsystemsは,ハワイを拠点とする太平洋災害センター(PDC:Pacific Disaster Center)と災害警報システムの開発と配備で協力関係を結んだ。同社が米国時間12月14日に明らかにした。

 PDCは,災害に関連する応用情報研究と分析結果を政策立案者と緊急事態対応の責任者に提供する機関。今回の提携は,国家の災害管理能力の強化を目的としている。情報,科学,技術を通じて防災コミュニティを育成するというPDCの構想を支援するために,Sun社は必要とされる技術とエンジニアリング・サービスを提供する。

 PDCでは,人口密集地域の災害リスクを評価し,緊急事態対応の責任者に情報を提供するためにSun社の製品を導入している。現在,PDCとSun社は,米貿易開発庁が資金援助を行なっているタイの国立災害警報センター(NDWC:National Disaster Warning Center)における災害早期警報機能の強化を支援している。

 PDCのCOOであるRay Shirkhodai氏は,「この提携はまさに,国家が国民の生命と財産を保護する能力を持つように支援するためのリソースである」とコメントしている。

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