米IBMは,UNIX OS「AIX」に関する開発や試験,導入といった作業を支援する施設「AIX Collaboration Center(ACC)」をテキサス州オースチンに開設する。IBM社が米国時間12月16日に明らかにしたもの。
ACCでは,顧客,開発者,独立系ソフトウエア・ベンダー(ISV),学術研究機関などを対象とする。仮想化,セキュリティ,処理性能,拡張性といった主要技術を中心とするシステム・レベルの技術支援に取り組む。
利用者に対して,教育コース,ハードウエア/ソフトウエア,技術コンサルタントなどのリソースを提供する。アプリケーションの動作をリモートまたはオンサイトで試験できる環境も用意する。
同社は,ACCの運営に2年間で2億ドルの予算を投入する予定。
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