米IBMは,UNIX OS「AIX」に関する開発や試験,導入といった作業を支援する施設「AIX Collaboration Center(ACC)」をテキサス州オースチンに開設する。IBM社が米国時間12月16日に明らかにしたもの。

 ACCでは,顧客,開発者,独立系ソフトウエア・ベンダー(ISV),学術研究機関などを対象とする。仮想化,セキュリティ,処理性能,拡張性といった主要技術を中心とするシステム・レベルの技術支援に取り組む。

 利用者に対して,教育コース,ハードウエア/ソフトウエア,技術コンサルタントなどのリソースを提供する。アプリケーションの動作をリモートまたはオンサイトで試験できる環境も用意する。

 同社は,ACCの運営に2年間で2億ドルの予算を投入する予定。

◎関連記事
米IBM,プロセサ・コア「PowerPC 405」の技術情報を研究者に無償公開
MicrosoftがHPCへ進出するわけ
「Windowsサーバーの売上高がUNIXサーバーを抜いて首位に」,米IDC
米Sun,9.6GHz動作相当の「UltraSPARC T1」搭載サーバー「Sun Fire T1000」「T2000」を発表
「2005年Q2の世界サーバー市場は前年同期比5.6%増収,首位は米IBM」,米調査
オープンソースになったSolaris,Sunの狙いと成功への課題
米Sun,「Solaris 10」をオープンソースOS「OpenSolaris」として公開
「企業向けサーバーOS,企業の大半がWindowsをLinuxと同等もしくはそれ以上に評価」,米調査

[発表資料へ]