米ReplayTVは,新しいデジタル・ビデオ・レコーダ(DVR)ソフトウエアを2006年に提供する計画を米国時間12月19日に発表した。新しいソフトウエアは,ビデオ・エンタテイメントのプラットフォームとして急成長しているパソコン向けに設計されたもの。

 パソコン向けDVRソリューションの開発は,パソコン向けTV受信機を手がける米Hauppauge Computer Worksと協調して行なわれた。同ソリューションは,Hauppauge社のTVチューナ付きPCカード「WinTV-PVR」にバンドルされ,北米市場において2006年に提供開始が予定されている。

 ReplayTV社副社長兼ジェネラル・マネージャのBill Loewenthal氏は,「パソコンをホーム・エンタテイメント・デバイスとして利用する消費者が増加しており,PCチューナー・カードの販売数も世界中で急増している。そのため,当社がパソコン向けDVRソリューションを作成することは自然の流れに沿ったものだった」とコメントしている。

 ReplayTV社は,近々5500シリーズのDVR製品の販売を完了する。今後は,パソコン向けDVRソフトウエアとサービス事業に注力する予定だという。

◎関連記事
「2010年における米国世帯のDVR普及率は47%に,HDTV導入率も拡大へ」,米調査
デノン,マランツの持株会社,米ソニックブルーの「ReplayTV」「Rio」事業を買収
米TiVo,ケーブルおよび衛星におけるDVRサービス導入促進を図る新部門を設立
「DVRユーザーは,非DVRユーザーよりもVODプログラムを多く視聴」,米調査

発表資料へ