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 米QUALCOMMは,無線用CMOS LSI設計の米Berkana Wirelessを買収した。QUALCOMM社が米国時間1月5日に明らかにしたもの。QUALCOMM社は買収代金5600万ドルをすべて現金で支払う。そのほかの詳しい取引条件については公表していない。

 Berkana社は,Beomsup Kim氏とCormac Conroy氏が2001年に設立した。自社開発のCMOS技術を用い,携帯電話機などの無線機器向けの無線用およびデジタル/アナログ混載LSIを開発するファブレス企業(生産設備を持たず,外部に製造委託する企業)である。カリフォルニア州のシリコンバレーに拠点を置く。

 買収により,QUALCOMM社は「実績のあるBerkana社の無線CMOS知的財産/設計資産,技術スタッフ,携帯電話システムに関する経験を取得し,当社の無線通信業界における主導権を強化できる」としている。「両社は共通のビジョンを持ちながら,製品,業務,ロードマップは補完関係にある。戦略の整合性を取ることで,買収決定は論理的かつ相互的にメリットのあるものとなる」(QUALCOMM社CDMA技術担当社長のSanjay K. Jha氏)

 Berkana社の買収にともない,QUALCOMM社の2006会計年度通期(2005年10月~2006年9月期)の1株当たり利益(プロフォルマ・ベース)は,約0.005ドル希釈化すると見込む。また,進行中の研究開発業務に対して約1000万ドルの一時的な費用が発生するとみる。

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