米Adobe Systemsは米国時間1月5日，同社の最新技術への早期アクセスを提供するWebサイト「Adobe Labs」の立ち上げを発表した。「開発者および技術に関心のあるユーザーが，Adobe社の最新技術や製品を販売前に体験および評価できるようにする。一方，当社にとっては重要なフィードバックや製品戦略の立て直しを行なう機会が得られる」（同社）
Adobe Labsは，Adobe社と合併した米Macromediaが2005年10月に開設した「Macromedia Labs」を継承したもの。Adobe Labsでは，「Flash Pro 8」向けの「Flash Lite 2」アップデート，「Flex」製品群および「Flash Player 8.5」のアルファ・バージョンなどを公開している。
「開発者やユーザーからのフィードバックは，魅力のある製品を実現するために必要不可欠だ。Adobe Labsは，製品開発の早期段階でコミュニティに最新技術を利用してもらうことで，最終的にはより優れた製品を生み出す」（Adobe社シニア・バイス・プレジデント兼チーフ・ソフトウエア・アーキテクトのKevin Lynch氏）
◎関連記事
■米Adobe，携帯電話と家電向けFlash Playerの新版を発表
■「PDFとFlashの統合プラットフォームを作りたい」と，米Adobe CEO
■米Macromedia買収を完了した米Adobe，バンドル製品3種を発表
■米Adobeによる米Macromedia買収，12月3日に取引完了へ
■米Adobeが決算発表，増収増益で過去最高の売上高
■米Macromedia，米Sunと協力し「Flash Player 7」のLinux版をリリース
■米Adobeの米Macromedia買収計画，米司法省が承認
■米Adobeによる米Macromedia買収，12月3日に取引完了へ
[発表資料へ]
