PR

 米Texas Instruments(TI)と米国の投資会社であるBain Capital社は,TI社のセンサー&コントローラ事業をBain Capital社に売却することで最終合意に達した。TI社が米国時間1月9日に明らかにしたもの。取引は現金で行う。売却金額は30億ドル。既にTI社の役員会は売却を承認している。手続きは2006年前半に完了する見込み。

 センサー&コントローラ事業は,アプライアンス,エアコン,産業機器,自動装置,照明,航空機といった分野向けの産業用センサーやコントローラを手がける。年間売上高は10億ドル以上。拠点はマサチューセッツ州アトルバロで,米大陸,欧州,アジアに約5400人の従業員がいる。

 同事業の売却について,TI社社長兼CEOのRich Templeton氏は以下のように述べる。「当社は,デジタル信号処理とアナログ半導体という大きく成長する中核事業に注力できるようになる。一方,同事業は(分離することで)将来の成長に必要な投資や戦略的なリソースを自由に利用できるようになる」

 ただし,TI社は無線ICタグ(RFID)システム事業を売却対象に含めていない。別会社となるセンサー&コントローラ事業のトップは,現在の同事業担当社長であるThomas Wroe氏が引き続き務める。

◎関連記事
米TIが2005年Q4の業績予測を修正,半導体製品の需要が好調で下限を引き上げ
米TIの2005年Q3決算は過去最高の売上高,「半導体部門がけん引」
米TIの2005年Q2決算,アナログおよびDSP製品が好調で増益
米IntelのQ4業績見通し,売上高予測の上限を下方修正
米AMDの2005年Q3決算は増収増益,マイクロプロセサが44%成長
2005年のIT業界,それは「新時代最初の10年の中間点」
「2005年の世界半導体市場は6.9%増の2350億ドル規模,フラッシュ製品が好調」,米調査
「半導体業界,今後10年でベンダーの40%が撤退する可能性あり」,米Gartnerの調査

[発表資料へ]