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 米IBMは,2005年第4四半期(10~12月期)決算を米国時間1月17日に発表した。同期の売上高は,244億ドル。前年5月にパソコン事業を中国Lenovoに売却したことや,米国外の販売がドル高の影響を受けたため前年同期から12%の減収となった。パソコン事業を除外すると1%の減収,為替の影響を除いた場合には3%増収となる。

 純利益は,年金関連の一時的な経費を含めて31億9000万ドル(1株あたりの利益は1.99ドル)。前年同期は28億3000万ドル(同1.67ドル)から19%の増益となった。特定項目を除く希薄後の1株あたりの利益は,前年同期から26%増の2.11ドル。アナリストの平均予想1.94ドルを上回った。

 同社会長兼CEOのSamuel J. Palmisano氏は,「システム,ミドルウエア,サービスの堅調な業績により,年間で25%の伸びとなり,粗利率も5ポイント以上高くなっている」とコメントしている。

 継続事業による売上高を地域別でみると,米大陸は105億ドルで前年同期比6%減(為替とパソコン事業の影響を除いた場合3%増加)。EMEA(欧州/中東/アフリカ)は83億ドルで16%減(同2%増)。アジア太平洋地域は45億ドルで同22%減(同3%減)。
OEM収入は11億ドルで前年同期から35%の増収となった。

 メンテナンス事業を含めたGlobal Servicesの売上高は120億ドルで,前年同期比5%の減収(為替の影響を除いた場合,1%減)。なお,IBM社が当期に獲得したサービス契約はおよそ115億ドルに達する。

 ハードウエア部門の売上高は69億ドルで,前年同期から27%減少(為替の影響を除いた場合,25%減)した。売却したパソコン事業を除いたハードウエアの売上高は,前年から6%増(同9%増)となる。

 ソフトウエア収入は46億ドルで前年同期比と同レベル(為替の影響を除いた場合,3%増)。ミドルウエアの売上高は同1%増の37億ドルとなった。OSの売上高は同6%減の6億5600万ドルだった

 IBM社の同期における粗利率は44.1%で,前年同期の38.8%から上昇した。パソコン事業部門を除いた場合,同期の粗利率は41.9%だった。

 2005年通期でみると,継続事業からの利益は80億ドル(1株あたり4.91ドル)で前年の75億ドルから増益となった。売上高は5%の減収となった(パソコン事業と為替の影響を除いた場合,3%増収)。

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