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 中国のCDCは,同社の子会社であるCDC Softwareと米Onyx Softwareの合併提案を取り下げた。CDCが米国時間1月20日に明らかにしたもの。

 CDCは,「両社の合併は大きなシナジー効果を生み出し,両社株主への価値も最大限に高められるものだと信じているが,合併案を断念することが慎重な判断だという結論に至った」と説明した。同社は白紙撤回の主な要因として,Onyx経営陣および役員会による十分な賛同が得られなかったことや,Onyxの事業見通しが不確定であることを挙げた。

 米メディアの報道(InfoWorld)によると,CDCが昨年12月にOnyx社買収計画を公表して以来,Onyxの株価は上昇。1月18日の終値は4.79ドルとなり,CDCが買収の意向を明らかにした日の前日の株価を27%上回った。しかし,1月20日には同16%減の4.03ドルに落ちた。

 またCDC Softwareは1月20日,ホスト型SCM(サプライ・チェーン・マネジメント)製品を手がける米JRG Softwareの資産を買収することで,両社が最終合意に達したと発表した。取引は1月末までに完了する予定。JRGの製品には,製造業界向けのプランニングおよびスケジューリング・ソフトウエア「One Plan」などがある。

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[発表資料(2)]