東京地検特捜部が1月23日にライブドアの堀江貴文社長ほか3名を逮捕したことを受け,海外メディアも一斉にこの件を報じた。
英BBCの記事は「スキャンダルまみれのライブドア,社長が証券取引法違反の疑いで逮捕」の見出しが付いている。
米CNNでは,「『犯罪のデパート』ライブドアの崩壊は間近に迫っている。倒産あるいは解体・売却との見方が強い」との大和総研のコメントを掲載。メリルリンチのストラテジストは「ライブドアが上場廃止になった場合,デュー・デリジェンス(適正評価手続き)後に投資ファンドが買収する可能性もある」と述べている。
またFinancial Timesでは堀江容疑者とライブドア・グループについて「現状にとらわれず,日本のGoogleやYahoo!に成りえる新世代起業家を象徴する存在となっていた」と表現している。
そのほか英Reutersでもライブドア幹部逮捕のニュースを報じた。
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