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 米Computer Associates International(CA)は米国時間1月24日,2006会計年度第3四半期(2005年10月~12月期)の決算を発表した。売上高は9億6700万ドルで,前年同期の9億1700万ドルと比べ5%増加した。継続事業による会計原則(GAAP)ベースの純利益は5600万ドルで,前年同期の3100万ドルから81%成長。1株当たり利益は0.09ドルとなり,前年同期の0.05ドルと比べ80%増加した。

 同社は,契約ベースでライセンスを提供するビジネス・モデルへの移行を続けているが,売上高の増加は,「サブスクリプションによる収入の増加と,最近行った買収が奏功したため」と説明する。継続事業による利益の増加は,「売上高の増加と,金利および税金が下がったことが貢献した」(同社)。

 同社は,2006会計年度第4四半期(2006年1~3月期)と2006会計年度通期の見通しについても明らかにした。第4四半期の売上高は9億7500万~10億ドル,継続事業によるGAAPベースの1株当たり利益は0.09~0.10ドルの見込み。また2006会計年度通期の売上高は,38億500万~38億3000万ドルの範囲とみる。

 同社CFOのBob Davis氏は,「第3四半期は,経費管理とキャッシュの最適化を徹底させた。今後もビジネス拡大に向けた投資を続ける一方で,コストの効率化に努める。また,当社のEnterprise IT Management(EITM)構想に向けて戦略的な買収を行い,市場における競争力を高める計画だ」と述べている。

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