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 米Cisco Systems,米Intel,および米Oracleは,医療従事者の情報共有および交換の向上を目的としたコンソーシアム「Silicon Valley Pay-for-Performance」を結成した。Cisco社が米国時間1月31日に明らかにしたもの。「安全かつ確実な患者記録のやり取りを実現するため,情報技術の導入促進を支援する」(同社)

 Silicon Valley Pay-for-Performanceには上記3社のほか,Camino Medical Group,Kaiser Permanente,Palo Alto Medical Foundation,San Jose Medical Group,Santa Clara County IPA,Santa Cruz Medical Foundation,Stanford Hospital and Clinicsなど,北カリフォルニアの大手医療団体や独立医療組合(IPA)などが参加する。

 3社は手始めに,EBC(科学的根拠に基づいた治療),ケア・マネジメント,患者教育の3つのカテゴリで,参加者への資金援助を行うという。

「プロセスと技術利用に関して報奨制度を確立することにより,電子カルテへの移行を促進する。また,医師が適切な治療手段を判断するための自動化ツールの利用普及も図る」(3社)

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