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 米Verizon Communicationsと米MCIの合併にともなって編成された事業部門Verizon Businessは,米国,欧州,アジア太平洋地域における企業向けEthernet接続サービスの提供を拡大する。同社が米国時間2月1日に発表した。

 同社のEthernetサービスは単独の製品としても利用できるが,MPLSをベースとする仮想プライベート・ネットワーク(VAP)サービス「Private IP」にアクセスする手段としても提供されている。現在米国内のどこからでもPrivate IPにアクセスできるが,今回のサービスの拡張に伴い,欧州とアジア太平洋地域からもEthernetを介してアクセスが可能になった。

 同社は,Ethernetインフラをボストン,ニューヨーク,ダラス,ワシントンDC,ロサンゼルス,シアトル,タンパ,フロリダに拡張したことを明らかにしている。欧州では,Ethernet接続サービスの提供をブリュッセル,ロンドン,パリ,リオン,フランクフルト,ミラン,ストックホルム,チューリッヒ,アムステルダムといった主要都市に拡大した。

 また,Private IPの利用者は,アジア太平洋地域において香港,東京,大阪,オークランド,ソウル,台湾,メルボルン,シドニーといった都市でもEthernetを介してネットワークに接続できるようになった。

 同社はEthernetインフラと製品ポートフォリオへの投資を続け,今後数カ月で「Dedicated Internet Services」にEthernet接続を提供する国内の市場を現在の25カ所から60カ所以上に拡大する予定。また,同年中旬には,国内において仮想プライベートLANサービス(VPLS)の提供も予定している。

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