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 米Volkswagen of Americaは米国時間2月3日,ネバダ州ラスベガスで1月に開催された2006 International Consumer Electronics Show(CES)で米Googleと共同出展した車載ナビゲーション・システムを改めて発表した。試作車は,衛星写真と3次元(3D)画像を組み合わせた地図表示ソフトウエア「Google Earth」を利用可能なタッチスクリーンを備え,3次元(3D)地図や交通情報,経路情報などを表示できる。

 このシステムは,両社のほか米NVIDIAが開発に協力した。現在位置を周囲の状況とともに3D表示し,都市部では実際のサイズに合わせた状態で建物などを表示する。3社は,ナビゲーション・システムのコンテンツをユーザーの設定に合わせて自動的に更新する仕組みの開発も進めている。これにより,レストランや自動車ディーラ,ガソリンスタンドなどの最新情報を,3D地図とともにユーザーに提供できる。

 Volkswagenは,位置検出精度や通信インフラを改善したうえで,ショールームに試作車を展示するとしている。

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