米Microsoftは米国時間2月28日,米国の消費者向けにオンラインのマーケット・プレース「 Windows Live Expo 」のベータ版を公開した。Windows Live Expoは,ソーシャル・ネットワーキングとコミュニティ機能を提供する無料サービス。ネット上のユーザーに向けて案内広告を出すことができる。これまでのベータ版は,同社の社員に限定して公開されていた。
同サービスでは,商品やサービスが提供される場所を郵便番号によって絞り込むことができる。検索範囲は,半径40キロから全米規模まで拡大できる。MSNの衛星地図を提供する「Windows Live Local」との連携により地図と航空画像の表示も可能。そのため,住んでみたい場所や週末にガレージ・セールが行なわれる場所を見ることができる。
また,MSN Messengerのコンタクト・リストや個人で管理する電子メールのグループのように,限定された人に向けた告知やグループ内限定の売買も可能となっている。正式版では,MSN Spacesのブログからもリスティングにアクセスが可能になる。その他にも,「Windows Live Search」,「Windows Live Spaces」「Live.com」との統合も計画されている。
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