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 米Intelが,サーバー向けの低電圧版32ビット・デュアルコア・プロセサ「Dual-Core Intel Xeon processor LV」を米国時間3月14日に発表した。動作周波数2.0GHzと1.66GHzの2モデルを用意する。1000個ロット時の単価は,2.0GHz版が423ドル,1.66GHz版が209ドル。

 Demand Based Switching(DBS)とEnhanced Intel SpeedStep Technology(EIST)という省電力機能を連携させ,要求される処理負荷に応じて電力供給を動的に調整することで消費電力を減らす。その結果,熱設計消費電力(TDP)を31Wに抑えた。両モデルとも2Mバイトのレベル2(L2)キャッシュを内蔵する。製造プロセス・ルールは65nm。

 既存のXeonプロセサより価格性能比が高く,消費電力当たりの処理性能は最大で2~4倍向上するという。Intel社は,「1Uサイズのブレード・サーバー,SANやNAS,ネットワーク・インフラ装置など,高い密度と省電力が要求される環境に最適」としている。

 同社は,Advanced Telecom Computing Architecture(AdvancedTCA)準拠の通信装置向けシングル・ボード・コンピュータ「Intel NetStructure MPCBL0040 Single Board Computer(SBC)」と,ブレード・サーバー・ボード「Intel Server Compute Blade SBXD62」も発表した。いずれもDual-Core Intel Xeon LVを2個搭載できる。MPCBL0040は2006年第2四半期に4495ドルで,SBXD62は4月に945ドル(プロセサ,ヒート・シンク,メモリー,ハード・ディスク装置は除く)で利用可能とする。

 また米Supermicro Computerは同日,同プロセサ・ベースのブレード・サーバー「SuperServers 6014L-M4」「同6014L-T」「同6014L-M」の提供計画を明らかにした。米IBMもブレード・サーバー「IBM BladeCenter Ultra Low Power HS20」で同プロセサの採用を予定している。

 なお米メディア(CNET News.com)によると,Dual-Core Intel Xeon LVの開発コード名は「Sossaman」で,ノート・パソコン向けプロセサ「Yonah」(開発コード名)のコアをベースに開発したことから32ビット・プロセサになったという。同メディアは,低電圧版デュアルコア64ビット・プロセサ「Woodcrest」(同)が2006年第3四半期に登場すると報じている。

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[発表資料(Intel社)]
[発表資料(Supermicro社)]