米Hewlett-Packard(HP)が,米AMDの組み込み向けプロセッサ「AMD Geode NX 1500」を搭載する新型シン・クライアント「HP t5720」と,デュアルコア・プロセッサ「Dual-Core AMD Opteron」ベースのブレード・サーバーなどを米国時間3月15日に発表した。
Dual-Core AMD Opteronを搭載するサーバーは,高密度サーバーの「HP ProLiant DL145」「同DL385」「同DL585」と,ブレード・サーバーの「HP ProLiant BL25p」「同BL35p」「同BL45p」。Dual-Core AMD Opteronの「Models 185」「同285」「同885」が選べる。世界各地で3月20日より利用可能とする。
なお米メディア(InfoWorld)の報道によると,t5720の概要は以下の通り。
- Geode NX 1500の動作周波数は1GHz。米Transmeta製プロセサを採用していた既存モデルに比べ処理速度が10%向上し,消費電力が少なくなった
- 最大で512Mバイトのフラッシュ・メモリーと,512MバイトのDDR RAMを内蔵できる
- OSはWindows XP Embedded
- 256MバイトのRAMを内蔵する場合の価格は699ドル
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