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 米Microsoftは米国時間3月16日に,Webベースのソフトウエア・サービス「Windows Live」で提供する音声およびビデオ通信機能の計画について明らかにした。

 無料電子メール・クライアント「Windows Live Mail Desktop」ベータ版では,Webメール・サービス「Windows Live Mail」などとの連携を強化する。連絡先リストの名前の上で右クリックしてパソコン間あるいはパソコン-電話間の通話およびビデオ電話を行えるようにする。

 また,検索サービス「Windows Live Search」で通話機能のテストを実施し,検索結果で得た情報(電話番号)に,パソコンから通話を発信できるようにする。

 インスタント・メッセージング(IM)に関しては,オランダのRoyal Philips Electronicsや米Uniden Americaなどと提携し,IMアプリケーション「Windows Live Messenger」を通じてパソコン間またはパソコンから電話への通話が可能な製品を投入する。欧州の一部,オーストラリア,ニュージーランド,中南米,北米を対象とする。

 同社は現在,IMクライアント「MSN Messenger」を介した音声通話機能とテレビ電話機能を提供している。同社によると,1月にはMSN Messengerを使った音声通話時間が合計8億分を超え,過去最高を記録した。テレビ電話機能の利用時間は約11億分で,音声通話を上回るペースで利用が拡大しているという。

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