PR

 ソフトウエア開発ツール関連の業界団体Eclipse Foundationは米国時間3月21日,リッチ・クライアント・アプリケーション向け開発および導入環境の「Eclipse Rich Client Platform(RCP)」に関連する新しいプロジェクトや新メンバーを発表した。米カリフォルニア州で開催中の年次カンファレンス「EclipseCon」にて明らかにした。

 RCPプラットフォームを拡張する新しいオープンソース・プロジェクトは,「Eclipse Data Tools Project(DTP)」「Eclipse Communication Framework(ECF)」「Enterprise Content Management Project(Apogee)」「Enterprise Component Framework Project」の4つ。開発者は,それぞれのプロジェクトが提供するアプリケーション・フレームワークによって特定の機能が追加可能になるという。

 同カンファレンスでは,新しくメンバーに加わった米Salesforce.comとオープンソースCRMの米SugarCRMも発表を行なう。SugarCRM社は,アドイン・プロバイダとして参加し,Salesforce.com社は,オンデマンド・アプリケーションの開発を支援する「AppExchange Toolkit for Eclipse」を無料で提供する。

 また,同団体は「Application Lifecycle Framework(ALF)」プロジェクトをサポートする新メンバーと実証コードを発表した。米Serena Softwareが提案したALFプロジェクトは,アプリケーション・ライフサイクル管理(ALM)技術の統合に関する問題に対処するために,すべての面で相互運用性の提供を狙うもの。現在,同プロジェクトの参加ベンダーが30社を超えているが,米AccuRev,米PlanView,米Viewtier Systemsが新たに加わっている。

発表資料(1)
発表資料(2)
発表資料(3)