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 米IDCが,全世界のIT支出に関する調査結果を米国時間3月23日に発表した。それによると,2006年におけるIT支出は米国,欧州,日本の景気が安定し,新興地域の活発な成長が続くことから,前年に比べ6.3%増えるという。ソフトウエア市場の伸びが前年比7%増で最も大きく,ハードウエアとサービスの市場はいずれも同6%増となる。

 米メディア(InfoWorld)によると,IDCは2006年のIT支出額が2005年の約1兆ドルに比べ約1000億ドル増えると予測したという。

 2005年の状況について,IDC世界IT市場担当副社長のStephen Minton氏は「活発なインフラ更新サイクルがIT支出を推進し,2000年以来最大の(前年比6.9%増という)伸びを記録した」と述べる。

 それに対しIDC IT市場/戦略プログラム・マネージャのJuan Orozco氏は「更新サイクルはやや落ち着き,2006年の全体的な成長を若干抑える」と見込む。「ただし,企業がフロントエンドの戦略的に重要な技術への注力を再び始めることから,プロジェクト・ベースの支出と,ビジネス・インテリジェンス(BI)やコンテンツ管理などの主要アプリケーション分野で成長の勢いが増す」(Orozco氏)

 地域別にみると,米国は前年比5.8%増で,前年の成長率6.4%に比べ勢いが鈍る。ネットワーク装置,アウトソーシング・サービス,セキュリティ・ツールを含むシステム・インフラ・ソフトウエアが大きな伸びを示す。

 西欧は景気の回復に従いIT支出が増え,前年比6%増に達する。日本を除くアジア太平洋地域は中国の同14%増とインドの同21%増がけん引し,全体では同9%増となる。

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