加Cognosは米国時間3月27日,同社のビジネス・インテリジェンス(BI)ソフト「Cognos 8」向けに,ブラウザ・ベースの検索機能「Cognos Go! Search Service」を発表した。ユーザーの優先事項をもとに検索結果を表示し,「レポートや分析などに含まれるBI情報を,直感的かつ効率的な方法で素早く見つけ出せるようにする」(同社)。販売開始は5月から。
Cognos Go!では,ユーザーがキーワードを入力すると,レポートのタイトル,説明,メタデータをはじめ,すべてのデータ・コンテンツを検索する。あいまい一致や絞り込み検索にも対応するほか,Cognos 8のオープン・アーキテクチャを利用して,BI情報をXML形式で公開できる。
検索基準にランキングや文脈を取り入れており,「最も関連性の高いデータを検索できる」(同社)。文脈検索プロンプトを利用して,レポート内のBI情報を直接検索することも可能。既存のBIコンテンツすべてをインデックス化し,高速化を図っている。
「Cognos Go!により,Cognos 8のユーザーは手軽に必要なデータの入手が可能となり,生産性や意思決定の改善につながる」(Cognos社プロダクト・マーケティング部門バイス・プレジデントのLeah MacMillan氏)。
なお米メディアの報道(InfoWorld)によると,同社はCognos 8の最新アップデート「Cognos 8 Maintenance Release 1(MR1)」をリリースした。MR1では,米Microsoftの「Office」や独SAPのビジネス・ウエアハウスとの連携を強化している。
[発表資料へ]