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 米In-Statは,アジア太平洋市場における携帯電話に関して調査した結果を米国時間3月29日に発表した。それによると,同地域では各種マルチメディア機能を搭載した携帯電話機の割合が急速に増加しているという。

 同地域の2005年における携帯電話機の出荷台数は2億5230万台で,そのうちカメラ機能を搭載するものは53.4%だった。新しい市場においてデジカメ搭載モデルの価格が急落したことが普及を促進する要因になっているという。

 同社アナリストのVictor Liu氏は「写真とビデオの撮影機能を含め,デジカメは引き続き最先端の機種で最も人気のある機能となる。2009年までに同地域で販売される携帯電話の67%がカメラ機能を搭載したものになるだろう」とコメントしている。

 また,同地域で出荷された携帯電話機の23%が音楽再生機能を搭載している。この割合は世界平均の13.6%を上回っている。2009年までに音楽の再生機能と品質が大幅に強化されるため,同社ではスタンドアロンの音楽プレーヤと直接競争になると予想している。

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