米Intelはメキシコで現地時間3月30日，開発途上国にフル機能のパソコンを提供する取り組み「Discover the PC」を発表した。メキシコにおける技術利用拡大を図り，メキシコの通信事業者Telmexと協力して初心者ユーザー向けの新タイプのデスクトップ・パソコンを開発する。
Discover the PCで提供するデスクトップ・パソコンは，開発途上国向けに設計しており，「初心者でも使いやすいインタフェースを備え，小型のフォーム・ファクタ，低価格，省電力に配慮した」（Intel）。政府機関や通信事業者の協力により，フル機能を装備しながら，通常のパソコンの価格より大幅に安価で提供できるようにしたという（価格は地域によって異なる）。
同パソコンは今年後半にTelmexを通じて政府機関に供給する。Intel社は，年内に他の地域でも同パソコンを提供する予定。
またIntelは，2001年より実施している教師向けIT支援プログラム「Intel Teach to the Futur」を今後5年で3倍に拡大する計画についても明らかにした。同社によると，これまで13万人近い教師が同プログラムに参加しているが，さらに40万人のトレーニングを目指す。
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