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 米Forrester Researchは米国時間4月3日,米消費者におけるパソコン/家電ブランドの格付けを発表した。パソコン/家電製品の22ブランドについて,消費者4700人による信頼度,利用状況,購入意志をもとに評価したもの。最も格付けが高かったブランドは「Bose」「Dell」「Sony」「Panasonic」「Hewlett-Packard(HP)」,最も格付けが低かったのは「Toshiba」「Hitachi」「Microsoft」「Gateway」「LG」だった。

 同社は「2003~2005年にかけて,ブランドに対する消費者の信頼度は薄らいできている」と述べている。「パソコン,ハイビジョン・テレビ(HDTV),MP3プレーヤなどのユビキタス技術が,(ブランドよりも)価格重視の消費者に普及している。メーカー各社にとっては,ブランドにこだわらない,技術が苦手な消費者に販売しなければならないため,大きな課題だ」(同社)。

 その他の主な調査結果は以下のとおり。

・2003~2005年に,消費者の信頼が増したブランドは「Apple」および「Tivo」のみ。ただしAppleについては,MP3プレーヤ「iPod」の所有者は,同製品がAppleブランドであることを認識していないため,iPodがパソコンの販売に貢献するような「ハロー効果」が妨げられている可能性がある

・Boseは,現在の利用者は1000万人だが,利用を望む消費者は1700万人以上にのぼっており,将来有望なブランドとなっている

・韓国ブランドの「Samsung」およびLGは過去2年間で大きく成長を遂げたにもかかわらず,消費者の信頼度は低い

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