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 フィンランドのSSH Communications Securityは,米IBMのメインフレーム用OSの旧版「MVS」で用いるファイル形式を扱えるファイル転送ソフト「SSH Tectia Server for IBM z/OS バージョン 5.2」を,2006年の第2四半期にも出荷する。稼働OSはz/OS。

 MVSは,かつて米IBMのメインフレーム上で動作していたOSである。ユーザー企業によっては,現在でもMVSのデータを扱う需要が残っている。MVSのデータ・セットは,UNIXファイル・システムを実装した次期版OSであるOS/390や現行OSであるz/OSとは異なる。このため,ファイル転送用TCP/IPアプリケーションであるFTPやSFTPを使ってMVSとファイルのやり取りをする場合,一度ファイルを転送してからファイル形式を変換する必要があった。

 新版のSSH Tectia Server for IBM z/OS バージョン 5.2は,z/OS上で稼働するSFTPサーバー・ソフトである。SSHバージョン2を実装したSFTPクライアントからz/OS上のSFTPサーバーに接続した状態で,直接MVSのファイル・システムにアクセスしてファイル転送ができる。MVS形式のファイルは,SFTPクライアント・ソフト上でディレクトリ(フォルダ)とファイルの形式でアクセスできる。

 なお,サーバー・ソフトだけでなく,z/OS上で稼働するSFTPクライアント・ソフトも製品に含まれる。