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 米Oracleは米国時間4月25日,同社の業務アプリケーションのサポートを無期限で提供する構想「Applications Unlimitedプログラム」を発表した。同プログラムを通じ,買収によって獲得したPeopleSoft,J.D. Edwards,Siebel Systems製品の開発を2013年以降も継続する。2005年1月に発表した製品ロードマップでは,これら製品のサポートを2013年までとしていた。

 同プログラムを通じ,同社は顧客やユーザー・グループとの協調を通じて新版の設計や現行のアプリケーションへの機能強化を続ける。一環として,XMLレポートや業界に特化した分析といった機能を強化する。また,PeopleSoft,J.D. Edwards,Siebelの3つの製品ラインにそれぞれ統括マネージャと専属開発チームを割り当てることも明らかにしている。

 同社社長のCharles Phillips氏は「同プログラムにより,顧客は同社が無期限で強化を計画している既存アプリケーションの価値を引き出すこと,または新しい技術に無償アップグレードするオプションの選択も可能だ」と説明している。

 これまでに同社は製品ロードマップで,新しいアプリケーション体系「Oracle Fusion Applications」を発表していた。Fusion Applicationsは,同社の業務アプリケーション「Oracle E-Business Suite」と買収したアプリケーションを統合するもの。2008年に「Fusion Applications Suite」のリリースを目標としており,2006年にはWebサービス・リポジトリ機能とビジネス・プロセス管理機能「Oracle BPEL Process Manager」を提供する予定。

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