PR

 台湾のチップ・メーカーであるUnited Microelectronics(UMC)は現地時間4月26日,2006年第1四半期決算を発表した。純利益は122億8600万台湾ドル(約3億7900万ドル)で,前年同期の約8倍となった。前期からも約4倍の増益となっている。1株当たり利益は0.67台湾ドル(EPADS約0. 103ドル)。前年同期は0.08台湾ドル(同約0.012ドル)だった。

 純利益の大幅な増加は,株式売却益の計上によるもの。同期の営業利益は8500万台湾ドルにとどまり,前年同期から71.9%の減益,また前期からも90.8%の減益となっている。粗利率は13.3%で,前期の18.1%から低下した。UMC社では,ウエーハの出荷減少の理由を「顧客の数社が発注調整を行なっていたため」と時期的な要因を挙げている。

 売上高は,前年同期から20.2%増の243億8400万台湾ドル(約7億5200万ドル)。前期の274億6800万台湾ドルから11.2%の減収となった。

 UMC社CEOのJackson Hu氏は,「同期の需要は予測をわずかに上回っている。売上高は予測範囲の上限に近く,純利益は事前予測を上回った」と説明した。

 同氏は,2006年第2四半期は企業の在庫調整の時期にあたるため,コンピュータ部門の需要は弱まるが携帯電話の需要が加速すると予測。同年は,インドやアフリカいった発展途上市場におけるエントリ・レベルの携帯電話の需要が急成長し,特に90nmと0.13umウエーハの需要が急増するとみている。また,同社は,グラフィック・チップの量産も開始する予定を明らかにしている。

発表資料(PDF形式)