中国のAnalysys Internationalは,中国の通信事業者の設備投資に関して調査した結果を現地時間4月27日に発表した。それによると,2006年の設備投資額(CAPEX)は2053億元となり,前年同期から1%縮小するという。これには第3世代(3G)技術に対する設備投資は含まれていない。
同社によれば,2006年は,GSMネットワーク,新規事業および技術の開発,IT情報システム/サポート・システムに対する投資が拡大される。一方でCDMAとPHSへの投資は縮小されるという。
事業者別にみると,China Telecom社の2006年におけるCAPEX(3Gを除く)は55億元で,前年同期から6.8%縮小する。China Netcom社のCAPEXは同2%増の286億元。China Unicom社は,同12.5%減の351億元,China Mobile社のCAPEXは同16%増の794億元になる。
3Gへの期待が高まる中で,China Telecom社とChina Netcom社ではPHSへの投資を縮小している。Analysys International社では,China Telecom社とChina Netcom社が2005年のPHSへの投資額に対して,それぞれ62%と30%縮小させると予想している。
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