香港(中国)の香港機場管理局は,香港国際空港における大規模な無線LAN構築に米Cisco Systemsの統合ネットワーク製品を導入する。Ciscoが米国時間4月28日に明らかにした。同空港での搭乗客や荷物の流れに関する情報をより効率的に管理できるようにする。
Ciscoの製品は,搭乗ターミナルや荷物分類ホールを含むすべての屋内と,エプロン(駐機場)の駐機ベイに設置される。年内を通じて,貨物用エプロン全体に実装する予定。
香港機場管理局は2004年から無線LAN構築に取りかかり,現在,Ciscoの「Cisco 1000 Series Lightweight Access Points」を200台以上,「Cisco 4100 Series Wireless LAN Controllers」を8台導入済みである。2006年末までに,Cisco Access Pointを300台,Cisco Controllerを12台に拡充する。
香港機場管理局は無線LANを使って,スタッフが空港内で必要な情報にアクセスできる環境を実現する。空港全体に無線LANを実装することで,スタッフだけでなく,航空会社,関連販売事業者,航空機メンテナンス・エンジニアなどが無線を使って運営と作業の効率化を図れるほか,さまざまなサービス・プロバイダが無線インターネット接続を展開できるとしている。
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