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 米Level 3は米国時間5月1日,米国の電気通信会社TelCoveを買収することで最終合意に達したと発表した。買収総額は12億3750万ドル。現金4億4500万ドルと,6億3700万ドル分に相当するLevel 3社の普通株式を支払うほか,TelCove社の負債1億5550万ドルを引き受ける。取引は,規制当局やLevel 3社株主などの承認を経て,2006年第3四半期に完了する見通し。

 TelCove社はペンシルバニア州に拠点を置く未公開企業。米国東部にファイバ・ネットワーク2万2000マイル以上を展開し,インターネット/音声/データ・サービスを提供する。年間売上高は約3億9000万ドルで社員数は1400人以上。

 買収後,Level 3社のバックボーン回線はTelCove社のネットワークを介して,他社キャリアのPOP(Points of Presence)や各地域の電気通信会社,無線プロバイダのスイッチ・センター,コロケーションおよびデータ・センターなど,トラフィックの集約ポイントに直接接続できるようになる。またLevel 3社は,「米国人口の90%以上をカバーする」(同社)300以上のLMDS(ローカル多地点配信サービス)と39GHz帯のライセンスも取得する。

 Level 3社社長兼CEOのKevin O'hara氏は,「TelCove社が都市圏で展開しているネットワークにより,利益率の高い事業に注力できるようになるほか,これまで地方でサービスを提供するためにサード・パーティに支払っていた経費を大幅に削減できる」と説明した。

 米メディア(Internet News)によると,Level 3社は2005年以降,通信インフラ企業を立て続けに買収している。2005年には米WillTel Communications Groupを,また2006年に入ってからは米ICG Communicationsと米Progressive Telecommを買収して,ファイバ・ネットワークを拡大している。同社は買収した企業のサービスを管理するために,新たな事業部門Metro Services Unitを設置するという。

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