米eBay傘下のSkypeはルクセンブルグで現地時間5月3日,IP電話ソフトの最新版「Skype 2.5」のベータ版をリリースした。同時に,最大100人が参加可能な司会進行型のオンライン会議サービス「Skypecasts」のプレビュ版を公開した。
Skype 2.5のベータ版は,同社Webサイトから無償でダウンロード可能。アカウント登録の方法を簡素化したほか,オンライン会議機能を向上し,決済機能を組み込んだ。ショート・メッセージ送信,Outlook連絡先リストの参照,音質調整などの機能を備える。決済機能では15種類以上の通貨をサポートする。
会議サービスのSkypecastsは,参加者がクラシックカーや料理,コンピュータ・サポートなど,共通の話題について話し合う場を提供する。司会役の「ホスト」が参加者に仮想マイクを渡したり,音声を消したりできる。会議の主催と参加はともに無料。
Skypecastsは,「簡単なHTMLを記述するだけであらゆるWebサイトに組み込むことが可能」(Skype)という。Skypeによると,米Six Apartがブログ・サービスにSkypecastsを試験導入する予定。
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