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 米IDCと米Financial Insightsは米国時間5月8日,米国の金融機関における決済の業務プロセス・アウトソーシング(BPO)に関して調査した結果を発表した。それによれば,プロセスだけでなく決済機能全体の管理をサード・パーティーに任せる金融機関が増加している。決済業務アウトソーシングへの支出は2005年に33億ドルに達しており,2010年までに年間平均4.2%成長して40億ドルに達するという。

 同社アナリストのShruti Yadav氏は「金融サービス機関はBPOモデル導入のパイオニアだった。決済業務のアウトソーシングは増加しており,世界のビジネス・プロセス・アウトソーシング市場における割合も高くなっている。これは,同業界が業務プロセスのアウトソースに満足していることを反映している」と説明している。

 同社によれば,決済業務のアウトソーシング導入は費用と効率が主な判断材料となっているが,顧客サービス,法令順守,プロセス統合,競争力といった戦略的分野への影響にも関心が向けられている。また,多くの金融機関では,アウトソースを技術と市場リスクを管理する手段とみなしているという。

 その他にも,調査により2006年の同市場では,大規模な銀行では引き続きインソーシングに移行する傾向があることが分かった。中小規模の銀行では,大規模な銀行に対抗する手段としてアウトソースを導入するため,同市場をけん引するとみられている。

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