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 米Speedusの無線通信部門であるCellularVision Technology & Telecommunications(CT&T)は,米Verizon Wirelessを携帯電話関連技術の特許侵害で提訴した。Speedusが米国時間5月12日に明らかにしたもの。

 Speedusは,同社の技術がVerizon Wirelessの米国内携帯電話ネットワーク・システムに使われていると主張。5月11日にフロリダ州南部の連邦地方裁判所に訴訟を申請した。

 同社が問題とする特許は,米国特許番号「5,949,793」と「4,747,160」。前者はタイトルが「Transmission of Digital and Analog Signals in the Same Band」で,1996年7月22日に申請,1999年9月7日に成立。同一帯域幅でアナログおよびデジタル信号の同時伝送を利用した携帯電話の通信技術に関するもの。後者はタイトルが「Low Power Multi-Function Cellular Television System」で,1987年3月13日に申請,1988年5月24日に成立。携帯電話向けテレビ配信に関するもの。

 Speedusによれば,Verizon Wirelessの株式を保有する米Verizon Communicationsは,1993年にSpeedusの無線事業に出資し,経営にも携わった。Speedus会長兼CEOのShant Hovnanian氏は,この関係によりVerizon CommunicationsがSpeedusの知的資産について完全に知る機会を得ていたと述べている。

 ちなみに米メディアの報道(CNET News.com)によると,Speedusの2005年の売上高は100万ドルで,550万ドルの損失を計上。約50人の従業員をかかえ,「無線技術関連の保有特許はおよそ50件にのぼる」(Speedus広報担当のPeter Hodge氏)。

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