ソフトウエア開発ツール関連の業界団体Eclipse Foundationは米国時間5月15日に,Eclipse対応製品の開発と普及を支援するコミュニティ・ポータル・サイト「Eclipse Plug-in Central(EPIC)」の立ち上げを発表した。オープンソースと商用製品を含めたEclipse開発用のプラグイン,ツール,アドオン・サービスなどを,より手軽に見つけられるようにする。
Eclipse Foundationの執行ディレクタを務めるMike Milinkovich氏はEPICについて,「Eclipseコミュニティが自社のEclipse関連製品を売り込み,ユーザーがより簡単にEclipse対応製品にアクセスするための集約的な手段を提供する」と説明している。Eclipse関連のトレーニングやサポートなどのサービスも提供する。
EPICは,もともとEclipse Foundationのメンバー企業であるGenuitec社,Innoopract社,Instantiations社が共同で2004年に開設し,運営していたもの。3社はEclipse Foundationに同ポータル・サイトを譲り渡し,今後は同サイトの開発と発展で協力するという。
ちなみにEclipse Foundationによると,Eclipse用プラグインは1000種類を超え,オープンソース・コミュニティのSourceForgeでは1000件以上のEclipse関連プロジェクトが持ち上がっており,推定200社のISVが商用ソフトウエアの開発プラットフォームとしてEclipseを採用しているという。
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