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写真1 米Sun MicrosystemsのJonathan Schwartz CEO
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写真2 ジェネラル・セッションの様子
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 世界最大のJava開発者向け会議「2006 JavaOne Conference」が米国時間5月16日にSan Franciscoで開幕した。Jonathan Schwartz氏が米Sun MicrosystemsのCEOになって初めてのJavaOneということもあり,初日のジェネラル・セッションはこれまでになく注目を集めた。

 Schwartz氏の最初のメッセージは「Community Matters」。同氏は,Javaにとってコミュニティの力がいかに重要であるかを強調し,JavaOneに参加している開発者に「コミュニティに参加して,多くの開発者とコラボレーションしよう」と繰り返し語った。

 かねてからうわさされていたJavaのオープン・ソース化については,ソフトウエア部門の副社長であるRichard Green氏が答えた。同氏は,「Javaは,いつオープンになるかではなく,どのようにオープンになるかが重要だ」と主張。Java自身のオープン・ソース化については言及を避けたものの,Java関連のソフトウエアについてオープン・ソース化を強く進めていく方針を打ち出した。具体的には,以下のソフトをオープン・ソース化するという。

・Java EE5のBlueprints(サンプル・コード)
・JMS(Java Message Service)の実装
・NetBeans 5.5 Enterprise Pack
・WSIT(Web Services Interoperability Technology,Project Tangoの正式名称)
・OpenESBのBPEL Engine
・Sun Java System Portal Server

 このほか講演では,一時不仲とされたJBossのMark Fleury CEOを壇上に招き,JBossがNetBeansコミュニティに加わったことを紹介した。.NET環境との相互運用のデモも実施した。

 ジェネラル・セッションを通じて,Schwarts氏のメッセージは実にシンプルで誠実なものであった。同氏の言葉からは,前CEOのScott McNealy氏のような強いメッセージは感じなかったが,Javaを取り巻く環境を着実に広げていこうという,静かな,そして固い意思を感じた。