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 米Gartnerは米国時間5月16日に,Web 2.0の展望に関する調査結果を発表した。Web 2.0は多くの商機を企業にもたらしてくれるが,その可能性を最大限に活用できる企業はほとんどない。2008年まで,Global 1000企業の大半は技術的な側面でWeb 2.0のを急速に導入していく。しかし,社会的側面の対応が遅れるため,事業における成果はなかなか現れないという。

 「AjaxやRSSといった技術を製品,プラットフォーム,アプリケーションに追加するのは簡単だが,難しいのは社会的側面だ」(Gartner社バイス・プレジデントのDavid Mitchell Smith氏)

 Web 2.0は,単に技術を組み合わせたものではなく,社会的特性を持つということを理解する必要がある。具体的には,新たなビジネス・モデル,ユーザーが提供するコンテンツ,ユーザーが生成するメタデータ,より透明な業務プロセス,分かりやすい設計と機能,分散型および参加型製品とプロセスだ。

 Web 2.0の広範な効果を目指すなら,主に次の3つを重視する必要がある。1つは開発モデルに焦点を当てた「Webアーキテクチャ」で,具体的にはAjaxやコンポジット・アプリケーション(マッシュアップ)などの技術。

2つ目は「Webコミュニティ」で,ユーザーが共同でコンテンツを作成するwikiやブログ,ポッドキャスト,ソーシャル・ネットワーク・サービス。

残りの1つは,従来とまったく異なる価値提供のプロセスをベースにした「Webビジネス」。外部との協業と信頼の上に成り立つオープンなエコシステムを通じて,広告,サブスクリプション,従量制や,利益配分モデルなどの経済パラダイムを展開する。

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