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 インターネットの中立性をめぐる論争が高まる中,通信事業者が高速コンテンツ配信に課金しようとする動きを抑止する新たな法案が,米国時間5月19日に提出された。

 法案の名称は,「Internet Freedom Preservation Act」。Olympia Snowe上院議員(メーン州選出共和党)がByron Dorgan上院議員(ノースダコタ州選出民主党)およびDaniel Inouye上院議員(ハワイ州民主党)と協力して提出した。この法案は,「インターネットの中立性を保証する」ことを目指し,ブロードバンド・サービス・プロバイダの義務を定めている。

 具体的には主に次の内容が盛り込まれている。

・ブロードバンド・サービスを利用するユーザーの合法的なコンテンツやアプリケーションへのアクセスおよび使用を,防止,干渉,差別してはならない

・ネットワークに損害や悪影響を与える可能性がある場合をのぞいて,ユーザーが任意のデバイスを用いてブロードバンド・サービス・プロバイダのネットワークに接続することを妨害してはならない

・正当かつ平等なアクセス,速度,サービス品質,帯域幅のインターネットを介して,コンテンツやアプリケーション,サービスの提供,配信,投稿を可能にしなければならない

 ちなみに米メディアの報道(internetnews.com)によると,Snowe氏,Dorgan氏,Inouye氏は米上院商務委員会のメンバーで,同委員会では5月22日の週にインターネットの中立性に関する公聴会を開催する予定である。

[法案提出書]